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プラハ以外にもチェコには魅力的な街が数多くある。ヨーロッパにしては珍しく戦争による被害をほとんど受けていないため、美しい町並みが中世の姿のまま保存されていて、小さな街にも見どころが多く点在している。
プラハともう1都市なら、チェスキー・クロムルフがおすすめ。世界遺産でもある川に抱かれた旧市街は必見の美しさ。プラハから観光バスで日帰り観光もできるが、できるなら列車で行って1泊するのがいいだろう。
チェスケー・ヴディェヨヴィツェで遠足の子供達に出会った。チェコをもっと楽しみたい人に、いちおしなのは専用車でプラハから1泊2日でチェコ南部を周遊するプラン。
1日目は、プラハからチェスケー・ブディェヨヴィツェへ。にぎやかで美しいこの町は、アメリカのバドワイザービールの元祖であるビールの工場があることでも有名。醸造所の見学も可能だ。郊外のフルボカ城を見学するのもいいだろう。
そして、西へ約15kmのところにあるホラショヴィツェという小さな村に立ち寄ってみよう。古い藁葺きの民家の残る農村は、さながら白川郷のようなたたずまい。その後はチェスキー・クルムロフへ行き1泊。2日目は、チェスキー・クルムロフを観光後、湖に囲まれた美しい町テルチへ行き、プラハへ戻る。
これで、プラハ、ホラショヴィツェ、チェスキー・クルムロフ、テルチとチェコの世界遺産を4ヶ所周遊できてしまうおすすめコースだ。
チェコ プラハの街をゆっらり流れるモルダウ川プラハ
ヨーロッパで最も美しく、最も中世の雰囲気を感じられる街・プラハ。
ゆるやかに蛇行するモルダウ川の両岸に中世そのままの街が残り、繁栄と動乱に翻弄されたこの街の歴史を今に伝えている。
街の中心となる旧市街広場とそれを取り巻く荘厳な建物群と、西岸にあるプラハ城、両岸をつなぐカレル橋と、ゴシック・バロック・ルネサンス様式など、中世以降の歴史的な建築様式のすべてを観ることができる。
プラハはそれほど大きな街ではなく、見どころは旧市街周辺に集中しているが、もっと長くいたいと訪れる人を魅了する,そして何度も来たくなる深い魅力のある街だ。
チェコ チェスキー・クルムロフチェスキー・クルムロフ
ゆったり蛇行するモルダウ川に抱かれたチェスキー・クルムロフは、3世紀に町が造られ、16世紀に繁栄の頂点を極めた。
時代により何度となく改修が重ねられた王城や旧市街地がこじんまりとまとまっていて、観光もしやすい。
丘陵地にあり、街の展望はどこから眺めても絵画のよう。「ヨーロッパで最も美しい街」のひとつに挙げられるのも納得だ。
ただ、アクセスは少々不便なので、プラハから日帰り観光だとかなり駆け足になってしまう。せっかくなら列車で行き、途中の街にも立ち寄ってのんびり1泊するのがよいだろう。
チェコ ブドヴァルはアメリカビールのバドワイザーの元祖チェスケー・ブディェヨヴィツェ
南ボヘミア地方ではいちばん大きな都市だが、見どころは旧市街に集中していて徒歩で簡単に観光できる。
16世紀頃から塩や銀の取引、醸造業などで栄え、19世紀にはオーストリアのリンツと結ぶ、ヨーロッパ初の馬車鉄道が敷かれ交通の要所だった。現在も当時のにぎやかな雰囲気の残る街だ。
また、有名なバドワイザーはこの街で生まれたビール。工場の見学もでき、そのオリジナルの味を飲むことができる。
郊外には、チェコで最も美しいといわれるフルボカー城がある。
チェコ ホラショヴィツェは日本で言えば白川郷のようなところホラショヴィツェ
ホラショヴィツェは、地図にも載っていない隠れた世界遺産の村。
チェスケー・ブディェヨヴィツェから西へ15kmのところに位置していて、山奥にあるわけではないが、公共交通機関はもちろん、車でもなかなかたどり着くのに苦労する秘境の村だ。
おみやげ物もないくらいの観光地されていない村には、19世紀に建てられた南部ボヘミア風バロック様式の藁葺きの民家が並んでいて、さながら日本の白川郷のような静かなたたずまいがある。
チェコ テルチの町も世界遺産に指定されている。テルチ
「モラビアの真珠」といわれるテルチの街はとても小さく、心落ち着くかわいい街並みが観られる。
11世紀に建設が始まったが、16世紀に一度火事で消失し、その後丁寧に再建されたため統一感のある街並みが残る。
周囲を3つの湖に囲まれた静かな街だ。テルチ歴史地区として世界遺産に登録されている。
クトナー・ホラの墓地教会では人骨アートが見られるクトナーホラ
プラハから東へ65kmほどの山間の小さな街クトナーホラは、プラハからの日帰り観光におすすめの街。
13世紀には銀鉱山の街としてプラハに次ぐ繁栄を極めていた。しかし、16世紀に銀が枯渇し次第に衰退してし、この地に富をもたらした造幣局も閉鎖。現在は、聖バルバラ大聖堂や聖ヤコブ教会、墓地教会などの壮麗な建物群から、かつての栄光が偲ばれる。
なかでも、墓地教会は内部に入ると思わず息をのむ見事な人骨装飾が見られる。ガイコツの燭台にガイコツのシャンデリア。これもまたひとつの芸術であり信仰心の表れだと思えば、恐怖より興味を覚えるだろう。
カルロヴィ・バリ
ヨーロッパでも有数の温泉保養地。
14世紀に狩猟中の神聖ローマ皇帝カレル4世が温泉を発見し、以後各国から王侯貴族や著名人たちが訪れる社交の場でもあった。
温泉やホテルなどは深い谷にあり、テプラー川沿いにはコロナーダという温泉施設・ホテルなどが並んでいる。多くのホテルとコロナーダは19世紀に築かれたもので優雅な雰囲気が残り、周囲の自然も豊か。
ヨーロッパの温泉は、レジャー施設より治療施設と考えられていて、また現在でも浴用より飲用が主であり、独特の形をした陶製のカップで、温泉を飲んでいる人々が多数見られる。